インフラ管理情報コンソーシアム 設立趣意書

1.名称
インフラ管理情報コンソーシアム(英文名: Consortium of Infrastructure Information for Maintenance)

2.設立の背景と趣旨・目的
我が国では、高度経済成長期に建設されたインフラの高齢化が進む中で、重大な事故リスクの顕在化や維持管理・更新費の急激な高まりが懸念されている。インフラ管理者の厳しい財政状況や熟練技術者の減少といった状況において、事故を未然に防ぎ、維持管理・更新の負担を減らすためには、新技術を活用し、システム化されたインフラ・マネジメントが必須である。
このような背景のもと、平成26年5月には内閣府から科学技術イノベーション創造推進費に関する基本方針が打ち出され、戦略的イノベーション創造プログラム(Cross-ministerial Strategic Innovation Promotion Program。以下、「SIP」という。)において、「高度なインフラ・マネジメントを実現する多種多様なデータの処理・蓄積・解析・応用技術の開発」が行われ、平成30年度末をもってインフラの多種多様なセンシングデータを収集・蓄積・解析する技術の研究開発の成果(以下、「SIP成果」という。)が得られるに至った。
また、既に一部の自治体においては、SIP成果を活用した道路構造物の維持管理データの再構築を行い、「自治体向けインフラDB」を開発・活用しており、点検・診断の高度化・効率化、補修計画・予算管理の適正化、市町村支援体制の充実化などの成果が得られている。
本コンソーシアムは、自治体等のインフラ管理者に対し高品質なシステムを提供し、オープンイノベーションによりSIP成果を更に改良・普及・展開させることを目的として、設立するものである。

3.活動内容
一 SIP成果である道路管理情報表現仕様書、データベース操作共通API(Application Programming Interface)仕様書の改良・普及・展開
二 前号の活動等による成果物のあり方に関する検討
三 SIP成果を普及するための広告宣伝

4.設立発起人
・東日本高速道路株式会社
・株式会社横須賀テレコムリサーチパーク
・株式会社ソーシャル・キャピタル・デザイン

インフラ管理情報コンソーシアム

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